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湯川 卓司*; 井上 博之*; 小嶋 崇夫*; 岩瀬 彰宏*; 谷口 直樹; 立川 博一*
材料と環境2016講演集(CD-ROM), p.359 - 362, 2016/05
線照射下における模擬地下水溶液中でのチタンの全面腐食速度への溶液pHの影響を検討することを目的として、pHの異なる微量(50mM)の塩化物イオンを含む炭酸水素塩/炭酸塩水溶液中で、線照射下で純チタン試料の浸漬試験を行い、試験後の溶液中のTiの分析結果から純チタンの腐食速度を測定した。その結果、溶液のpHの増加とともに照射後の溶液中の過酸化水素濃度が増加した。また、過酸化水素濃度の増加に応じて純チタンの腐食速度は増加した。pH12ならびに13の溶液中での照射下での腐食速度は非照射下と比較し5から10倍程度大きかった。
山本 正弘
材料と環境2016講演集(CD-ROM), p.1 - 8, 2016/05
材料と環境2016の「岡本剛記念講演」として講演する。腐食事象に対し、実環境での腐食を実験室的に再現する独特の試験方法を考案し、得られたデータの解析結果を基に実際の腐食現象を支配する要因を解明することに注力してきた結果について説明する。具体的には、海洋環境と放射性物質を含む原子力施設の腐食現象に関してこれまでに実践してきた内容を示す。
本岡 隆文
no journal, ,
大気開放条件でCo-60線源を用いた腐食試験により希釈人工海水での炭素鋼の腐食速度と吸収線量率の関係を調査するとともに、試験液の定量分析とさびの同定等を行った結果、以下のことがわかった。希釈人工海水の吸収線量率の増大につれて炭素鋼の腐食速度は高くなり、その要因は水の放射線分解で生成した酸化性化学種の一つである過酸化水素である。水の放射線分解で生成する酸化性化学種によるFeの酸化がさび層でも生起しており、炭素鋼のさび形成過程に影響を与えている。
五十嵐 誉廣; 入澤 恵理子; 加藤 千明; 上野 文義; 阿部 仁
no journal, ,
沸騰硝酸溶液中に酸化性金属イオンが存在すると、ステンレス鋼の腐食が加速されることが知られている。本研究では、酸化性金属イオンの一つであるバナジウム(IV)イオンの酸化反応を促進する化学種を調査するため、化学反応モデルを用いて硝酸溶液中の酸化還元反応シミュレーションを行った。その結果、バナジウムイオンの酸化反応は亜硝酸と二酸化窒素の影響が主で、反応速度定数は二酸化窒素による酸化反応のほうが大きいことがわかった。
入澤 恵理子; 鈴木 和則*; 熊谷 幹郎*; 加藤 千明; 上野 文義; 阿部 仁
no journal, ,
酸化性金属イオンを含む硝酸溶液中のステンレス鋼腐食を理解する上で、腐食反応で消費された金属イオンの再酸化挙動と硝酸由来化学種の関係の把握が重要である。再酸化挙動と硝酸由来化学種の関係を把握するために、バナジウム(4価)の酸化反応に伴う溶液中の亜硝酸や気相中の窒素酸化物濃度の経時変化を調べた。その結果、V(IV)の酸化に二酸化窒素(NO)が寄与していることが明らかになった。
根本 義之; 加治 芳行; 小川 千尋; 中島 一雄*; 東條 匡志*; 金沢 徹*; 後藤 大輔*
no journal, ,
使用済み燃料プール(SFP)における冷却材喪失事故時の安全性向上に関する研究として、燃料破損につながる燃料被覆管の高温空気中での酸化挙動を把握するために、被覆管の短尺試料の均熱条件での酸化試験と長尺試料にSFPの水位低下時を模擬した温度分布を与えた条件での酸化試験を実施し、燃料被覆管の酸化挙動に及ぼす温度及び空気の流量の影響に関する知見を得た。